経験の言語化シリーズ2
経験の言語化シリーズ第2段です。今回のテーマは、「声かけの切り替え時期」についてです。
シリーズ第1回は「価値観の共有」についてでしたが、その中で「初回から数回目にかけて意識していくこと」などを書きました。
これを書きながら、いつまでこれを意識して、何を判断基準にして次のステップに切り替えているのだろう?と疑問が出てきたので、まとめてみたいと思います。
結論から述べると、次のステップに移行するタイミングは、「その声かけによる生徒の変容が見られなくなるまで」だと思います。
「声かけ」の中には、継続して使用するフレーズがあります。たとえば、初回から数回目までは「価値観の共有」を意識した「声かけ」になっています。
ある「声かけ」をすると、それを有効なものだと捉えた一部の生徒たちの行動が変容します。その変容が見られるうちは、その「声かけ」は有効なのだと思います。
一方、それが生徒たちの中で「当たり前のこと」になると、こちらの「声かけ」による変容が見られなくなる時期が来ます。おそらく、生徒たちの中にその行動が内在化、もしくは不要なものだと分類されたからだと思います。
こちらの「声かけ」による変容が見られなくなったら、教員も変化していく必要があります。そのときが、「価値観の共有」を目指す「声かけ」からの転換期だと思います。