共につくる『学び合い』

新潟の高校で世界史の『学び合い』に挑戦中!教員6年目。

あえて

 『学び合い』における課題設定のセオリーとして、上位2割の生徒が15分程度(授業時間の3分の1程度)で終わる量、というものがあります。しかし、ここ数回は、あえてこのセオリーよりも余裕をもって課題が終わるように量を調整し、全体も時間内に終われるようにしてみました。すると、ICT機器も自由に使って良いという環境にしていることも相まってか、私の想像していた以上の動きがそこら中で見られました。

 

 

 そんな彼らの様子を見ながら、これまでは「余裕」を持たせることを怖がっていたのかもしれない、ということに気づきました。「余裕」が生まれることは良いことですが、それを持て余してしまう場面や、そのまま脱線していってしまう場面をこれまでにたくさん見てきたからだと思います。いつの間にか、生徒たちを信用できていなかったのだな、と反省しました。

 

 

 生徒たちのモチベーションをきちんと持たせることができれば、生まれた「余裕」をより良い方向に生かしていけると思います。これまでの私は、それができていなかったのだと思います。

 

 

 しかし、今回のことで安心してしまうと、すぐに集団がダレていってしまいます。集団のモチベーションをさらに向上させ、「全員がハッピーになる集団」を形成していくためには、どのようなことができるのか。この点をもっともっと追究していかなければいけないのだと、改めて感じました。