濃密な対話
本日の2年生の日本史Aの授業に、初任の先生が見学に来てくれました。『学び合い』の考え方に基づいた授業は初めて見学されたと思いますが、「雰囲気がとても良いですね」との言葉を頂きました。
授業後にはしばらく時間を頂いて、フィードバックをもらいました。会話の中で初任の先生からの質問として
生徒が自由に動き回っているのに、「おしゃべり」にならないのはなぜか?
という質問をもらいました。
その先生は、ペアワークやグループワークのときに話し合わせると、生徒たちが関係ない「おしゃべり」になってしまうことが悩みだったそうです。
私としての答えは、「どういうことについて話して欲しいか。また、その結果、どういう状態になっていて欲しいか、ということを明確に示してみたらどうですか?」という提案をさせてもらいました。何をするのか、そして、ゴールの状態を明確にしてあげることで、生徒たちだけでも活動ができるようにすることが狙いです。
この改善策は、『学び合い』のテクニックとしてはセオリー的な部分もあると思いますが、様々な場面でも応用できると感じています。
先日は上越教育大学教職大学院の方々とも話ができ、今日も見学に来てくださった初任の先生との対話を通して考えを深めることができました。今の私に必要なことは、「濃密な対話」なのかもしれません。自分の中にある考えがより一層クリアになる感じがします。
周りの先生方とも、日常的に「濃密な対話」ができる環境にしていきたいですね。