共につくる『学び合い』

新潟の高校で世界史の『学び合い』に挑戦中!教員6年目。

「語り」が入った

 私は毎日「語り」をします。最初と最後の5分には、必ず入れます。

 

 毎日「語り」をしていると、生徒たちに「『語り』が入った」かどうかが分かってきます。見当違いのことを話していると、生徒に伝わっていないことが感じられます。一方、生徒たちにとって必要なことや、生徒たちは分かっているけど認められない部分などを「語り」で伝えてあげると、生徒たちの目の色が変わることが分かります。

 

 「『語り』が入った」ときの生徒の動きは、これまでの動きとは変わります。今日の授業の最初の「語り」で、クラスのこれまでの課題だった部分に触れてみたところ、今までに接点の無かった生徒同士で関わりが生まれたり、いつもと違う動きを見せた生徒が多数いました。

 

 彼らの中でどのような考えがあってそのように動いたのかは、正直なところ分かりません。しかし、彼らが何かを感じて、「変化」を起こそうと考えてくれたことは確かだと思います。

 

 成長するためには、「変化」が重要だと思っています。「変化」を恐れず、挑戦し続けられる人こそ、これからの時代を担っていく人になると思います。

 

 彼らの「変化」をきちんと見守り、その重要性を伝えていけるように、これからもサポートしていきたいと思います。