共につくる『学び合い』

新潟の高校で世界史の『学び合い』に挑戦中!教員6年目。

頼もしい生徒たち

    昨日は、他校の初任者の先生4名が研修のため、本校の見学に来ていました。その中の1人に社会科の先生がいらっしゃったので、私の授業も見学していただく機会がありました。

 

 3年生の授業でしたが、研究授業と同じく、「初任者の先生方も含めて、この教室にいる全員がハッピーになれるようにしよう」と「語り」をしてからスタートしました。

 

    「どうぞ」の後、初任者の先生方には、簡単に『学び合い』の授業について説明をしてから、「ぜひ、生徒たちにも授業のことや、教科の内容について質問してみてください。」と伝えておきました。

 

    すると、初任者の先生方から質問を受けた生徒は、私の想像していたよりも堂々と質問に対して答えていて、非常に頼もしかったです。『学び合い』の授業についても、世界史の内容についても、しっかりと答えていたように思います。新しい面で生徒の成長を感じた瞬間でした。おそらく、私に質問するよりも、生徒の生の声を聞いた方が、初任者の先生方は疑問を解消できるのだと思います。「自らの課題を解決するためにベストな手段を選ぶ」こと、これも『学び合い』ですね。

 

 ある生徒が授業後に、「質問したそうにしていた先生がいたけど、声かけられなかったな。質問したそうにしてた先生は、ハッピーになれたかな?」と言っていました。この言葉を聞いて、生徒一人ひとりが真剣に「全員がハッピーになる」ことに対して考えてくれていたんだな、と実感しました。非常に嬉しかったです。

 

 頼もしい生徒たちと一緒に、「全員がハッピーになる」という目標に向かって授業を作っていける環境は、非常に幸せだと思います。そんな生徒一人ひとりが幸せになって欲しいと、心から願います。