嬉しい報告
昨日、授業を見学してくれた初任の先生から、嬉しい報告がありました。
※昨日の記事の続きになります。
↓昨日の記事です。
見学に来てくれた先生が課題としていた、グループワークやペアワークの際に「おしゃべり」が多くなってしまうクラスで、『学び合い』の要素を取り入れて授業をしてくれたそうです。そして、生徒たちの姿に感動したそうです。
まず、「語り」を入れたそうです。伝えたことの要点は、以下の通り。
・現在のクラスの状態では、頑張ろうとしている生徒も損をしてしまっているし、別なことに流れてしまっている生徒も損をしてしまっている。それは良くないと思う。
・ そのような状態のクラスを見ていると、残念な気持ちになる。
・今日はグループをこちらで指定しない。立ち歩いても良いし、一人でやっても良い。
・ただし、全員が今日の課題でやるべきところまで終わらせることが条件。
上記の内容を先生自身の言葉で話をしてから、「どうぞ」で始めたそうです。
すると、普段頑張っている生徒たちはもちろん、いつもの授業では集中力が欠けていた生徒たちも、楽しそうに取り組んでいたそうです。中には先生に直接質問したり、聞きやすい生徒のところに動いて質問している生徒の姿もあったそうです。そのような生徒たちの姿を見て、「感動した」と言っていました。
初任の先生からの話を聞いた限り、下線部のように、「語り」で自分の想いをきちんと伝えられていたので、上手くいったのだと思います。
そして、これを継続していくには、「全員達成」にこだわることや、授業中の見取りと声かけ、終わりの「語り」の質などが重要になることを伝えました。もしも『学び合い』に本格的に取り組むのであれば、私の持っている本などを貸したりして、最大限のバックアップをしていきたいと思います。
これまで勤務校の様々な先生方に、何度も私の授業を見学していただきましたが、「良いね」と言ってもらえるだけで、実際にやってみようと思う方はいませんでした。実際にやってみた方は、今回の初任の先生が初めてです。その結果、『学び合い』の良さを実感してもらえたのではないかと思うので、一緒に取り組んでいくことができれば良いな、と思っています。
私もより一層頑張らなければいけないですね。