『学び合い』4年目
年が明けて3学期に入って、『学び合い』を始めて4年目に突入しました。
初任の頃の3学期から始めましたが、実践を始めた当時は『学び合い入門』を読んだだけでした。そして、「子どもたちは有能である」という部分を鵜呑みにして、「君たちならできるから、まぁ、やってごらん」と、文字通り「丸投げ」でした。当然上手くいかず、生徒たちからは非難の嵐でした。
『学び合い』の授業のスタートは酷いものでしたが、それでも私は諦め切れませんでした。諦めなかった理由について考えてみると、「『学び合い』は理論に裏付けされたものであり、しっかりと実践できれば、かならず上手くいく」という確信があったからかもしれません。
もう一度実践するにあたって、たくさんの本を読み、実際に『学び合い』を実践されている先生の授業を見学に行ったりするなど、『学び合い』についてかなり勉強しました。
こうした積み重ねの上に、今の自分があるのだと思っています。
ただ、改めて振り返ってみると、最近は「『学び合い』のセオリー」を確認する機会が減っているな、と感じます。これまでは最低でも半年に1回は、すでに読んだ『学び合い』の本を読み直すようにしていましたが、もう1年以上『学び合い』の本を読んでいません。こうしたところに「ブレ」が生じる原因があるのかもしれません。
課題が見つかれば、あとは実践あるのみです。時間を有効に使って、『学び合い』の本を読み直していきたいと思います。