共につくる『学び合い』

新潟の高校で世界史の『学び合い』に挑戦中!教員6年目。

本当に「安心・安全の場」?

 「安心・安全の場」づくり。

 

 これは『学び合い』の考え方に基づく授業を実践する以前に、日々の生活を送っていく上で非常に重要な事だと思っています。しかしここ最近は、このことについて、もう一度立ち返って考えていかなければならないと感じています。

 

 

 先週の授業から、授業内容のまとめを代表の生徒からやってもらうようにしています。しかし、その代表の生徒の選出に一苦労してしまうのです。

 

 

 理想としては、生徒たちから「分かりやすい説明」だった生徒や、「良い説明」だと感じた生徒を紹介してもらいたいところですが、なかなか自薦・他薦ともに出てこないのが現状になっています。

 

 

 こうした状況の中で、「本当に『安心・安全の場』になっているのか?」という疑問が生じました。

 

 

 生徒たちの間で何かしらの障壁があるために、「発表する」ということができないのだと思います。それは「間違ったことを言ってはいけない」や「バカにされるかもしれない」などの不安があるからなのかもしれません。特に、「バカにされるかもしれない」という不安がもしあるのだとすれば、その場は確実に「安心・安全の場」ではありません。

 

 

 夏休み前に「壁」にぶつかって以来、今まで「見てこなかった」ことが見えるようになってきている実感があります。「本当に『安心・安全の場』なのか?」という問いもそのうちの一つです。私の中の変化をどう生かすかは私次第です。頑張りたいと思います。