しまった!
今日の授業中に、「しまった!」と思ったことがありました。
授業中に、周りを見ながら困ってそうな人に声をかけてくれている生徒がいました。そんな姿を「声かけ」で可視化しようとして、次のように言いました。
「周りを見ながら動けている人がいるね!」
「みんなも周りを気にしてあげてね!」
このように言ったあと、「しまった!」と思いました。言葉の言い回しを誤ってしまいました。正確には、「私自身の意識」が誤っていたことを自覚したのです。
ここで大切なのは、「周りを気にすること」ではありません。「みんなも周りを気にしてあげてね!」という言葉では、「周りを気にすること」が目的になってしまっています。目的と手段がごちゃまぜになってしまっていることに気がついたのです。
本来の目標である「全員がハッピーになる」ということを達成するには、「周りを気にすることができる人」がたくさん増えた方が良いと思います。そのため、先ほどの赤字の部分で、
「みんなも周りを見て動ける人になれると良いよね!」
と「声かけ」をするべきだったと思います。
些細なことではあると思いますが、こういったことの積み重ねで「ズレ」が生じてきます。そのことに気づくのが遅れれば遅れるほど、立て直すことが難しくなります。
幸いにも、今回は即座に「しまった!」と気づくことができました。終わりの「語り」では、そのことについて謝り、どういうことが伝えたかったかということを改めて話しました。
そもそも今回の件に関しては、私自身の意識がズレてしまっていたことの表れだと思います。しっかりと反省をして、今後に生かして行きたいと思います。