共につくる『学び合い』

新潟の高校で世界史の『学び合い』に挑戦中!教員6年目。

頼もしい

 今日は中学生との授業がありましたが、健康診断との兼ね合いで、授業開始の時点では女子生徒が先に会場に移動しており、教室には男子生徒だけが残っている状態でした。

 

 

 そんな中、男子生徒たちが、

 

先生! 男子だけだけど、先に始めても良い!? 

 

 と言ってきました。

 

 「もちろん、どうぞ!」と私は答えました。

 

 

 その後、約5分後には男子生徒も健康診断の順番で呼び出されたため移動しなくてはいけなくなりましたが、それまでのわずかな時間でも、もの凄い集中力で課題に取り組んでいました。

 

 

 それから5分後くらいには、続々と健康診断を終えた女子生徒も教室に戻ってきました。すると、

 

先生! 早く戻ってきた人たちから始めて良いですか? 

 

 と言ってきました。

 

 先ほどと同じように、「もちろん、どうぞ!」と答えました。

 

 

 10分ほどあとには男子生徒も続々と戻ってきましたが、そのままの流れで「スッと」教室の中で形成されていた「学びに向かう雰囲気」の中に溶け込んでいきました。

 

 

 そんな彼らの姿を見て、鳥肌が立ちました。そして同時に彼らが頼もしく感じられました。私が何も言わなくとも、それぞれが自分のできることを考えて学びに向かっていこうとするその姿勢は、すごくかっこよかったです。

 

 

 私の授業における理想のイメージとしては、「教師の存在を消す」というものがあります。今日の彼らの姿勢からは、その一端が見えたような気がします。彼らが今後どのような姿を見せてくれて、どのような集団になっていくのか楽しみにしていきたいと思います。