ダメなことは「ダメだ」と伝える
今日の授業で、「慣れから来る緩み」の兆候が見られたので、最後の「語り」でそのことについて伝えました。
私がこのようなことに触れる際、気をつけていることは3点あります。
① ダメなことは「ダメだ」ということをハッキリと伝える。
② ダメな「理由」をきちんと伝える。
③ どうしたら良いのか改善策を考える。(私も生徒も)
①についてですが、ダメなことをそのまま放置しておくと、確実に集団がダレます。ダメな部分は指摘し、毅然とした対応をとることが求められます。
②では、①で指摘した「ダメなこと」がなぜダメなのか、きちんと説明する必要があるということです。自分の中できちんと論理立てておき、生徒が納得できるように説明しなければならないと思っています。以下は極端な例ですが、
「なぜ、○○はダメなのですか?」
「そういう決まりだからだ!」
これでは納得できません。自分の中で腹落ちをした上で理由をきちんと説明することができれば、一定数の生徒は納得してくれると思います。
③に関しては、私はオープンクエスチョンで終えることが多いです。
・「この件に関しては、どうしたら良いかな?」
・「どうしたらもっと良くなるかな?」
というような感じです。
このような形で投げかけたあと、改善策が見つからずに困っている場合には、こちらからヒントを与えることはありますが、基本的には生徒たちで改善策を見いだすことができます。
また、生徒たちが改善に向けて努力している様子を見取ることができた場合、きちんと評価することも大切です。評価をすることで、「ちゃんと見ているよ」とメッセージを送ることができます。こうしたことがきちんとできていると、「先生が何もしてくれない」という不満は起きづらいと思っています。
ここまで普段私が気をつけていることをまとめてきましたが、結局のところ、「ダメなこと」が起きる原因は、自分自身にあります。今回は、私自身にも「慣れから来る緩み」があったからこそ、生徒たちにそれが表出しているのだと思います。私自身も反省しなければいけませね。