同じ部分で
『学び合い』の考え方に基づく授業は、基本的なやり方に関しては、小・中・高のどの段階であれ、共通しています。やるべきこと、押さえるポイントはどの段階でも同じです。
今年度は特殊な環境なので、中学生と高校生に対して実践しています。そんな中、面白いことに、それぞれの生徒集団の「課題」が中学生でも高校生でも同じような部分で引っかかっています。
年齢は離れていますが、集団として直面する「課題」は同じようなものになっているのです。裏を返せば、実践者である私の影響を色濃く受けている、という解釈もできます。(これが良いことなのかは分かりません。)
その結果、「語り」の内容も似たようなものになっています。中学生に対してはできる限り平易な言葉を選ぶようにしていますが、「語り」をする際のテンションは代わりませんし、内容もほぼ高校生と同じレベルのことを話しています。
結局のところ、「『本気で』伝える」という部分が重要なのだと思います。しっかりと彼らに熱量を持って伝えることができれば、答えてくれる生徒はいます。
中学生も高校生も、もっともっと良い集団になれると思っています。時間はかかるかもしれませんが、頑張っていきたいと思います。