余計なことはしない
段階的に授業を再開して、1週間が終了しました。生徒たちの様子を見ている限り、少し疲労感もあるかな、と思いますが、来週からは最大限の感染対策を施した上で本格的に再開です。
さて、今週は高3生の授業が多かったのですが、高3生に関しては、もうすでに「学びのペース」に関してはかなり良い状態なのかな、と思います。すでに彼らだけでも「学びのペース」はコントロールできていますし、速度もかなり早いです。
そのような状態だと、「我慢」が大切になります。こちらが手持ち無沙汰になると、つい「声かけ」をしたくなってしまうのですが、そこで「我慢」をして、彼らに「学びのペース」の舵取りを任せることが大切だと思います。
ただ、「チーム力」としては、まだまだ関わる生徒の固定化から抜けられないなどの面があります。とは言っても、通算で5回目くらいなので、これからです。
そういった課題に対しては、「声かけ」が必要になります。「語り」で考え方や願いを伝えることも必要だと思います。
両方を鑑みると、教員の立ち位置としては、「余計なことはしない」ということが肝心なのだと思います。「余計なこと」かどうかは、生徒の様子や自分をメタ認知して、想像力を働かせる必要があります。この辺りは「経験値」がものをいう部分かもしれません。
この「経験値」の部分を詳しく言語化できれば良いのかもしれませんが、パターン化しづらいので、個別対応にならざるを得ないと思います。こういった部分で「口伝」が役に立つのだと思います。
たくさんの人と繋がるメリットは、こういうところにもあるのかな、と感じるこの頃です。