共につくる『学び合い』

新潟の高校で世界史の『学び合い』に挑戦中!教員6年目。

良い面・悪い面

 今日は高2生の授業がありました。高2生の授業は今日で3回目でした。生徒たちも慣れたようで、動きが回を重ねるごとに良くなっていっています。

 

 

 今日は課題の中に「教科書には書いていないけれど、論理的に考えれば分かる問題」をいれました。これがマッチしたようで、あちこちで議論が起こっていました。そのときの生徒たちの動きが良く、3回目の授業とは思えませんでした。その結果かは分かりませんが、最終的には意見がまとまったようで、全員達成できました。

 

 

 正直なところ、私自身は、「課題は学びを促進する道具」くらいにしか思っていませんでした。『学び合い』の本にも書いてある通り、「本気の『語り』」ができれば、『学び合い』はできると思っているからです。しかし、生徒の力量とマッチした問題によって生まれる学びの良さを改めて実感しました。そして、「本気の『語り』」と「ベストマッチした課題」の組み合わせによって、毎時間でこのレベルの授業ができたら、ものすごいことになるな、と感じました。「課題」についても、これまで以上に勉強していきたいと思います。

 

 

 一方で、今日の振り返りシートで「自分の書いた答えが合っているか不安」という内容を書いてくれた生徒もいました。後ほどその生徒とは話しをして、今後の改善策について考えることができました。

 

 

 今回は振り返りシートの中で「発信」してくれたのですぐに分かって対応することができましたが、「発信」することができない生徒もいると思います。良い面ばかりではなく、こうした面もあることを念頭に置いておかなければいけません。

 

 

 良い面と悪い面の両方を感じることができた授業でした。気を引き締めて臨んでいかなければならないと感じました。