共につくる『学び合い』

新潟の高校で世界史の『学び合い』に挑戦中!教員6年目。

色んな反応

 今学期から2年生の授業の進め方を大きく変更することにしたので、授業の最初に「変更案」として生徒に提示し、生徒からの意見を聞いて、実施することにしてみました。

 

 2時間1セットで、前半を講義形式で行い、後半は自由に動いてもらって課題を解決する形にしました。2年ほど前にこの形式でやったことがあり、それを改良した形になります。

 

 やってみると、色々な反応があるな、と感じます。私の下手くそな講義を熱心に聞いてくれる生徒、途中集中が切れている様子でも最後まで頑張っている生徒、そもそも聞くつもりが無い生徒・・・。本当に様々です。

 

 そういった生徒の様子を見ながら講義をしている中で、初任の頃に「なんで全員が分からないんだろう」、「なんで全員が興味を持ってくれないんだろう」と悩んだ日々を思い出していました。今では「教師一人で全員を分からせることは不可能」ということが分かっているので、それほど悩みませんが、初任の頃は相当悩んでいました。

 

 そのときに悩みに悩んで、教育書を手当たり次第に読み漁ったことで、『学び合い』に出会いました。今振り返ってみると、これも必要なことだったんだな、と思えます。

 

 

 さて、私としては、2時間1セットの後半戦の方が重要だと思っています。生徒の中には、「なんで教科書を読めば分かることをわざわざ講義する必要があるんだ」と思っている生徒がいると思います。しかし、「そういった生徒が『手を抜いていた』からこそ、『説明して欲しい』という声が上がっている」という現状に気付いてもらう必要があります。次の授業は今後の命運を分ける授業になるのではないかと予想しています。本気でいきます。