共につくる『学び合い』

新潟の高校で世界史の『学び合い』に挑戦中!教員6年目。

先生の通知表

教員の仕事の一つに、「評価」があると思います。『学び合い』の考え方にも、「評価」は教員の仕事になっています。


以前、Twitterで「先生の通知表」なるものを見つけ、そちらを自分なりに内容や体裁を変えさせていただき、生徒に私の「評価」をしてもらいました。私ばかりが生徒を評価し、私自身は評価されないのはフェアではない、と思ったからです。


そうして集まった生徒からの評価を見ていると、気づかされる部分がたくさんありました。


まず、生徒によって評価が千差万別だということです。中でも、「授業の教え方」という観点を作ったのですが、これが見事にバラバラでした。


私が前に立って「教科の内容」について説明することは稀です。学期に1回5分程度の説明があるくらいです。また、質問してくれた生徒に対しては、かなり丁寧に納得してもらえるまで説明しています。そのような状況なので、「授業を教えてもらってないから」という理由で「(5段階の)1」をつける生徒もいた一方で、「5」をつける生徒もたくさんいました。読んでいて面白かったです。


このような「多様な評価」の中で、教員一人で全員を「幸せ」にすることは不可能だな、と改めて思いました。


もらった評価を読んでいて、ハッとさせられるものもあり、自身の在り方を考え直す材料になります。この冬休みを、色んな視点から自分について見つめ直す時間にしていけるようにしていきたいです。