『学び合い』が辛い
今、あるクラスで『学び合い』をすることが辛いです。
そのクラスでは、どうしても授業課題を解くことができない生徒がいます。本人は一生懸命頑張っているのですが、なかなかできないようです。
しかし、そのクラスでは誰も声をかけに行かないのです。本人が苦しんでいる様子に気付いている人もいるはずなのですが、全くアクションがありません。
先日、困っている生徒から「授業が辛い」という言葉をもらいました。私も、その生徒が困っている様子を見ていて非常に辛いです。
この辛さから目を背けて、一斉授業に戻すことは簡単ですが、それでは問題の先送りです。彼らが社会に出てからも、今と同じように、困っている人を見て見ぬふりをし、困っている人は「助けて」ということができません。これらの課題は、学校にいる間に解決する手段を学ぶことが必要だと思います。
だからこそ、辛いからこそ、『学び合い』が必要だと思っています。
上記の内容は、今日の授業の終わりに生徒に伝えました。久しぶりに「語り」で泣きました。悲しくて泣いたのは初めてです。私は辛さから逃げずに向き合い続けようと思います。