共につくる『学び合い』

新潟の高校で世界史の『学び合い』に挑戦中!教員6年目。

目的と手段

 今回の授業課題は、大学入試問題の過去問にしてみました。問題のレベルは、論述問題が3題(最大140字)と一問一答が数問あるもので、教科書レベルの内容がきちんと理解できれば解けるものです。本番であれば、15分~20分程度で解くものになります。

 

 ここ最近は「シンプルな課題」を作ることを意識していますが、文脈依存性も考えると、やはり実際の問題に触れることが一番良いのではないかと考えるようになってきました。私が記述形式の問題を作問することも可能ですが、「私のフィルタ」を通過してしまい、バイアスがかかってしまう恐れがあると思うからです。

 

 本校の生徒たちのレベルであれば、「将来より良く生きていく」ためには、「教科書レベルの文章を正確に読み取ることができる力」は必要だと思います。どのようにしてこれを実現するか。「目的」と「手段」を取り違えないように意識し、「シンプルな課題」づくりの中でも、常に考えていくことが大切だと思っています。