教科書って、すごいんだね
あるクラスで、模擬授業の課題に取り組んでいたときのことです。ある生徒が、「教科書って、すごいんだね」と呟いていました。
以前も書きましたが、模擬授業の課題は「シンプル」です。それ故、教科書を「本気」で読む必要があります。
教科書の行間を読み取るために、既習の知識をフル活用し、周りとの対話の中で確認して深めていく。そうした過程を「本気」でやることで、「分かった」という状態になれると思います。
この過程の中で、その生徒は教科書の行間を読み取ることができ、「教科書の凄さ」を感じたのだと思います。その経験ができれば、教員が良く言う、「教科書が大事」という言葉の意味も理解できるのではないでしょうか。
「シンプル」ですが、色々なものや経験を生み出せる。そう考えると、『学び合い』の課題づくりは奥が深いな、と思います。