共につくる『学び合い』

新潟の高校で世界史の『学び合い』に挑戦中!教員6年目。

「語り」が伝わる感覚

 今日の授業では、久しぶりに、「『語り』が伝わる(相手の中に入る)感覚」がありました。この感覚を言語化するのは難しいのですが、挑戦してみたいと思います。

 

 

 『学び合い』実践者に限らず、「相手に何かを伝えること」を仕事としている人は、似たような感覚を持ったことがあるかもしれません。自分の話したことが、相手に伝わっている、という手応えを感じるものです。おそらく、相手が感じていることや思っていることと、自分が伝えたい想いがマッチしたとき、その感覚が生じるのだと思います。

 

 今、生徒たちが目指していることは、「メリハリ」・「切り替え」・「教室をきれいに」の3つです。これらは生徒にアンケートをとった結果、クラスの課題として出てきたものです。しかし、今日の授業では「メリハリ」と「切り替え」が出来ず、学びに向かう雰囲気が出来るまで15分かかってしまいました。

 

 今日の「語り」では、上記のことを「中立的フィードバック」の視点で生徒にフィードバックし、生徒たちが目指していることができているか、ということを伝えました。すると、教室内の雰囲気が変わった感じがしました。このときの感覚が、私一人だけ感じていたことでないことを祈ります。

 

 

 この「『語り』が伝わる(相手の中に入る)感覚」が「久しぶり」ということは、今までの私の「語り」は事実にそぐわない「上辺だけの『語り」」だったということです。ここは大いに反省しなくてはいけません。しかし、今日は手応えを感じました。生徒も何か感じてくれたと思います。


    明日の終業式を持って年内は終わりですが、良いきっかけになってくれれば、と思います。