共につくる『学び合い』

新潟の高校で世界史の『学び合い』に挑戦中!教員6年目。

「集団」と「個」は「両輪」

 本日で、このブログを始めてちょうど300日のようです。たまたま気が付きました。ブログを書くようになって10か月ほどになりますが、振り返ってみると、「浮き沈みがある」と感じます。色んなことが上手くいっているときは、ブログの内容も前向きですし、逆に上手くいっていないときは、ブログの内容も反省などが多いような気がします。ここ最近のブログは反省点についてまとめることが多かったので、「沈み」の時期なのかもしれません。しかし、ここで「沈み」の原因を分析し、きちんとした対策をしていくことで、状況を改善していくことも可能だと思います。今日は、その辺りのことについての考えをまとめていきたいと思います。

 

 

 

 先日、Twitterで次のようなツイートを見ました。

 

一人も見捨てないことは得だと感じられる集団を作りたいのか。自立した学習者を育てたいのか。前者は集団へのアプローチが増えるだろうし、後者は個へのアプローチも必要となってくる。第1に掲げるビジョンの違いだけで、行動は大きく変わる。 

 

 このツイートを見た瞬間は、正直なところ、「そっかー」くらいの印象でしたが、先ほどふっと思い出し、見返してみました。すると、私の課題が何となく見えた気がしました。

 

 私の現在の目標は、「自立・自律した大人を育てる」です。この目標を上記の引用の言葉を借りて表現すると、「自立した学習者を育てたい」ということになるでしょう。そのため、必然的に「個へのアプローチ」が増えることになります。しかし、それを意識し過ぎたため、「集団へのアプローチ」が減ってしまっていました。

 

 現在の私の課題の原因は、「『個へのアプローチ』にこだわり過ぎていた」ということだと思います。振り返ってみると、「集団へ向けた『語り』」はかなり少なくなっていた気がします。それ故、色々なところで上手くいかないところが生じていたのでしょう。先ほどのツイートをされた方も、「一人も見捨てないことは得だと感じられる集団を作る」ことと「自立した学習者を育てる」ことは「両輪」である、と後のツイートで述べています。

 

 そして、極めつけは、「自分自身が『個人プレー』に走っていた」ということでしょう。その結果が、先日の同期の言葉に繋がるのだと思います。(同期の言葉は以下の記事にあります。)

 

tomonkey-521.hatenablog.com

 

 「立ち振る舞いで『語り』をする」ということは、『学び合い』において重要な要素だと思います。裏を返せば、「心で思っていることは行動に現れる」ということと同意だと思います。「個へのアプローチ」に偏り過ぎた結果、「自分自身が『個人プレー』に走る」ということをしてしまっていました。それでは上手くいくわけはありません。

 

 

 他者を変えることはできませんが、自分自身を変えることはできます。現状を変えるために、まずは意識的に「集団へのアプローチ」に目を向け、自分自身も「集団に貢献する」ことに対して行動していきたいと思います。

 

 

追記

 ブログをまとめていく中で、だんだんと思考が整理される感覚がありました。おかげで今後の指針がはっきりとし、前向きな気分になれたと思います。明日から、また頑張りたいと思います。