共につくる『学び合い』

新潟の高校で世界史の『学び合い』に挑戦中!教員6年目。

自習

 今週末から期末テストなので、自習のクラスがいくつかあります。自習の際、今までは、「2時間自習の時間があるから、この時間は他の教科を勉強してもいいよ。でも、次の時間は世界史を勉強しよう。」などと、制限をかけたりしながら自習の時間にしてきました。

 

 しかし、今回の自習は以下の目標を作り、制限を無くしました。

 

 

< 今日の目標 >

 「定期テストでクラス平均70点以上をとるために、自分にできることを全力でする」

 

 

 こうした目標設定にしたのは、生徒たちが自分自身で「必要なこと」を選択できるという成長を感じたことが大きいです。『学び合い』を始めた頃は、今までの授業と真逆のことをやることになり、生徒たちには戸惑いや不安があったと思います。何をしたら良いのか分からず、勉強に取り組めない生徒も見受けられました。しかし、そうした生徒も、今では自分で目標に向かうために「必要なこと」を選択し、行動できるようになりました。

 

 このような生徒たちの成長を感じたため、上記の目標のもとで、生徒自身に学習を任せました。すると、それぞれのペースで集中して学習に取り組む姿が見られました。分からないことがあると、生徒同士で確認し合っている姿も見られました。

 

 その時間中の私は、そうした生徒の姿を眺めているだけです。生徒たちは、非常に有意義な時間を過ごすことができたのではないかと思います。

 

 授業の最後には、私自身が感じたことを「語り」として話し、評価をしました。


    生徒たちは、目標に向かって自分で学習してくれると思います。テストの結果を楽しみに待ちたいと思います。