共につくる『学び合い』

新潟の高校で世界史の『学び合い』に挑戦中!教員6年目。

「子ども観」の勘違い

 今日から授業が再開しました。世界史Bでは、新たな授業の進め方に挑戦しています。授業の進め方については、また今度まとめたいと思います。今日は、本日の語りについてです。

 

 授業の進め方を変えるにあたって、なぜ変えるのか、など、時間をかけて説明しました。今回の語りは仕切り直しの意味も込めていたので、その中で、私自身が『学び合い』の子ども観である「子どもたちは有能である」ということについて勘違いしていた、ということを話し、謝罪しました。

 

 率直に言うと、私は「子どもたちは有能である」ということについて、「子どもたちは有能であるから『何でもできる』」という風に考えていた節があります。どなたかのブログだったか、書籍だったかは定かではありませんが、「子どもたちは有能である」とは「子どもたちが万能である」ということではありません、というように書かれていたと思います。このような記述を目にしていたにも関わらず、私は子ども観を勘違いしてしまっていました。「子どもたちは何でもできる」と考えていたから、子どもたちの不安や迷いについて目を向けられず、それらを軽く見ていたのではないかと思います。そういったことに対する不満や不信感が、授業アンケート等での生徒からの意見として表れていたのだと思います。

 

 こうした私自身の「子ども観」の勘違いについて、冬休み中に気付くことができたので、今回の仕切り直しのところで生徒に謝りました。今日の授業の様子を見てみると、生徒にはしっかりと伝わったように思えます。ですが、ここからが大事になります。気を抜かずに頑張りたいと思います。