共につくる『学び合い』

新潟の高校で世界史の『学び合い』に挑戦中!教員6年目。

介入するか、しないか

 本校では、今月に合唱コンクールがあります。生徒たちは現在、練習に勤しんでいます。その際、私は生徒主体でできるような環境づくりを心掛けていますが、最近は「介入するか、しないか」という点で非常に迷います。

 

 私の理想のクラスは、「教員がいなくても機能するクラス」です。そのために色々な手立てを考えていますが、このことにこだわり過ぎて、放任主義になってしまっているのではないか、と思うことがあります。生徒は高校での合唱コンクールは初めてです。そのため、最初は教員が一から手順を示して、生徒にアレンジさせるのか。あるいは生徒に一から考えさせて、生徒が試行錯誤していく過程の中で適宜アドバイスをするのか、そのスタンスに迷います。今回の合唱コンクールに関しては、残りの時間が短い中ですが、私はなるべくノータッチにしています。(練習は見守っていますが、口出しはあまりしないようにしています。)果たしてこれが良いのか、これで間に合うのだろうか、ということに悩みます。どのタイミングで、どのくらい介入すべきなのか。正解が無いので尚更です。

 

 しかし、生徒は確実に成長しています。ゆっくりではありますが、徐々に良くなってきています。ここまで来たら、私も腹をくくって見守るのが良いのかもしれませんね。

 

 この辺りは授業においても永遠の課題な気がします。どのタイミングで、どのくらい介入するか。これが抜群に上手い先生を見ると、正直うらやましくなります。ですが、無いものねだりしても始まりません。「できることから一つずつ」頑張ります。