共につくる『学び合い』

新潟の高校で世界史の『学び合い』に挑戦中!教員6年目。

前提の確認

 先日、Twitterである画像が回ってきました。そこには、「教え方の上手な人」がやっていること、という内容をまとめたものが載っていました。その中の1つに「前提の確認」という項目がありました。「相手の前提となる知識や経験を確認する。もしくは推し量る」というものだそうです。

 

 情報の授業で、生徒から質問を受けて内容を教える場面がありました。私が一つずつ説明をし、対話を多くして理解してもらえるように心掛けましたが、その生徒は今一つ理解できない様子でした。

 

 そのときは何故なのか分かりませんでしたが、振り返ってみると、上記の「前提の確認」をしていなかった為に、理解してもらえなかったのだと思いました。

 

 教える前にその生徒の進捗状況を見て、「途中までは解法を理解できている」と思ったのですが、その生徒はパソコンの画面に表示されていた「解答」を写していただけで、それまでの解法を理解していたわけではありませんでした。したがって、私が「前提の理解」を誤ったために、私の説明が飛躍し、内容を理解できなかったのだと思います。

 

 そもそも、私の説明が分かりやすかったのかどうかも分かりません。相性もあります。私以外の人が説明しても良いと思うのですが、授業の進め方を私の一存では変えられないので、わだかまりがあります。

 

 今回の件を通して、「当たり前のことを当たり前にする」ということの大切さを、改めて感じました。今回の反省を生かしていきたいと思います。