共につくる『学び合い』

新潟の高校で世界史の『学び合い』に挑戦中!教員6年目。

生徒側になってみた

 本日の神奈川『学び合い』の会について、振り返りをしたいと思います。

 

 午前中はフリートークでした。私は分科会にて「TPチャート(ティーチングポートフォリオ・チャート)の作成体験会」を担当させていただきました。時間の制限もあり、短縮版での実施となりましたが、作成された方々からは「作成してよかった」「TPチャートについて知れてよかった」などの声をいただきました。ありがとうございます。いつかTPチャートをメインに据えた会をどこかで開催したいな、と考えております。その際は、ぜひよろしくお願いいたします。

 

 

 午後は模擬授業。今回は高校生物の課題でした。担当された先生の「語り」は非常にまとまっていて、メッセージの伝わりやすいものでした。課題は、神奈川『学び合い』の会史上一番難しいのでは、との意見もありました。以下、生徒側を体験して感じたことを、箇条書きでまとめます。

 

●最初は一人で課題に取り組もうと決めていたが、作業中も周りの人たちの動向の情報(音など)は結構分かる。

●しばらく座って一人で作業していたが、「いざ動き出そう」とする際には結構勇気が必要だった。

●褒めてもらえると嬉しい

●「相手に分かるように説明する」という過程は、やはり説明している側が一番頭を使っている。

●理解していたら「言い換え」や「例え」ができる。

●「合っているよ」と言ってもらえると安心する。

 

 生徒側を体験するのは初めてでしたので、非常に新鮮な気持ちでしたし、やってみて初めて気づくことができた部分もありました。この経験は必ず今後の授業で生きてくると思います。

 

 模擬授業後のフリートークでは、様々な立場の方とお話しすることができ、非常に有意義な時間でした。正直なところ、最近は『学び合い』に対して自分自身が何となくドライだな、と感じている部分がありましたが、そうではなかったことに気づきました。そして、その理由は「シンプルにすること」を求めていたからだ、ということに気づくことができました。

 

 『学び合い』の会は、毎回参加する度に新たな発見があり、今後のやる気にも繋がります。また明日から頑張りたいと思います。