共につくる『学び合い』

新潟の高校で世界史の『学び合い』に挑戦中!教員6年目。

たった1回

 今年度の私は、情報の授業のアシスタントとして授業に入る機会があります。生徒たちの分からない部分や不具合が生じた部分について解決することが仕事になります。しかし、先日、情報の授業担当の先生が交通機関の遅れで授業に間に合わなくなってしまい、担当の先生が到着するまで時間を繋がなくてはいけなくなりました。

 

 私の権限では勝手にパソコンをいじったりすることはできないので、どうしようか悩みましたが、『学び合い』の考え方で、2進数や16進数の計算問題を解くことにしました。

 

 簡単に「やるべきこと」と「注意すること」などを「語り」として話したあとに「はい、どうぞ」と始めました。

 

 実施したクラスは普段の授業ではかなり騒がしいクラスなのですが、スッと「学びに向かう雰囲気」が作れており、本当に同じクラスなのか?と疑いたくなるくらい、全員が集中していました。

 

 お互いに交流するための課題も作ったので、課題が終わった生徒から周りの生徒とお互いに声をかけあって作業をしていました。普段の授業だったら、作業が終わった生徒はボーっとしていたり、周りの生徒と関係ない話をしたりしているのですが、しっかりと授業の内容について話をしていました。

 

 状況は少し違いますが、「飛び込み授業」をするとこんな感じなのかな、と思いました。普段見ていたものと違う一面がたくさん見れて、『学び合い』を始めた頃の感覚を思い出しました。

 

 たった1回の『学び合い』でしたが、彼らの中で何かが生まれていればうれしいです。