共につくる『学び合い』

新潟の高校で世界史の『学び合い』に挑戦中!教員6年目。

良い傾向

 今日の授業では、なかなか授業が上手くいかなかったクラスで、良い傾向が見られました。

 

 今日のそのクラスでは、ほんの少しの時間なのですが、「良い空気感」が流れました。時間にしてほんの3分程度です。空気感なので表現は難しいのですが、あえて言葉にするのであれば、「教室全体で学びに向かう雰囲気」ができていました。

 

 理由として考えられるのは、前回の終わりの「語り」で、「今の状態では絶対に『全員達成』はできない」ということをはっきりと伝えたことだと思います。これまでの状態では、全体が「全員達成」に向かって動いてはいませんでした。昨年度の1年間を、私が「全員達成」にこだわることなく進めてきた影響だと思います。しかし、今年度は「全員達成」にこだわることを生徒に伝え、毎回の授業毎に強く求めてきました。少しずつですが変わってきているように感じます。

 

 ただ、まだまだ私の干渉が必要です。声かけを全体に行う回数も多いですし、個別に声かけをしたりすることも必要です。今はまだ私も干渉する必要があると判断しているので、仕方ないことだと思います。しかし、次第に私の干渉がなくても成長できる集団になって欲しいと思います。そのためには、このクラスにどうなって欲しいか、そして彼らの集団のレベルはどのくらいか、ということを常に考えて私の行動を決めなければいけません。

 

 『学び合い』の授業は気を抜けません。しかし、その疲労感が心地良く感じる部分もあります。そして、それ以上に、生徒たちの素晴らしい姿に感動します。このあとは彼らがどんな姿を見せてくれるのかを楽しみにして、私も頑張りたいと思います。