共につくる『学び合い』

新潟の高校で世界史の『学び合い』に挑戦中!教員6年目。

難しい

 本日から本格的に授業が始まりました。今日の授業は、クラスの3分の2の生徒が昨年度も私の『学び合い』の授業を経験しており、残りの3分の1の生徒は『学び合い』初体験の生徒たちで構成されるクラスでした。

 

 ただ、今日の授業では、なかなか難しいと感じました。

 

 まず、昨年度も私の授業で『学び合い』を経験していた生徒たちのスタンスです。私が授業中に「全員達成」を強く求めていなかったので、今日の授業も何となく「全員達成」に向けて「手抜き感」が漂っていました。

 この春に『学び合い』の書籍を読み直し、私のこれまでの実践の甘さである部分を改善しようとして臨みましたが、初回の授業だけではその差は伝わらなかったようです。

 この点に関しては、今後も考え続け、伝え続けていかなければならない課題だと思います。

 

 

 一方で、面白いと感じる点もありました。

 

 ある生徒が、授業後に次のように言ってくれました。

 

 

なんか、「全部一人でやらなきゃ」って思って意地張っちゃったから、上手くいかなかった。

 

 

 この生徒は初めて『学び合い』に取り組んだ生徒で、非常に責任感があって真面目な生徒です。おそらく、全部一人でやらなければならない、と今までやってきたのだと思います。

 こういった生徒にジレンマを投げかけることができたことも、非常に良かったと思います。私にできることは、彼らのジレンマをどのように解消していくのか見守ることです。必要に応じてサポートをすることもあるでしょうが、最終的には彼ら次第です。

 

 今日は「全員達成」はできませんでした。しかし、今後、彼らがどのように変化し、成長していくのか楽しみです。