共につくる『学び合い』

新潟の高校で世界史の『学び合い』に挑戦中!教員6年目。

根本

本日は、研修で特別支援学校を訪問しました。特別支援学校へ行くのは大学以来だったので、「教員」としての目線から見学させていただきました。


結論から書くと、特別支援学校であろうと、普通科高校であろうと、「根本」は同じだと思いました。しかし、特別支援学校の方がきめ細かい対応をされている印象を受けました。


それぞれの先生が、生徒の特徴などをしっかりと把握し、「その生徒がどうやったらより成長できるか、自立できるか」ということを常に考えて対応されていました。これは特別支援学校だから、というわけではなく、教員として必要な視点・考え方だと思います。


また、授業をリードして進める先生、サポートに回る先生と役割分担がなされており、授業をリードして進める先生の目が行き届かない部分などを、サポートの先生方がフォローし合って授業を進めていたのが印象的でした。


そのとき気付いたのが、「『学び合い』における教員の立ち位置だと、「サポートに回る先生」の視点から生徒の様子を見れる」ということです。新しい発見でした。



最後に、教頭先生からのお話をいただいている中で、「『自立』とは、何でもかんでも自分でやることではなくて、自分のやらなくてはいけないことを『助けてもらうこと』や『手伝ってもらうこと』で解消することも含んでいます。なので、本校に通っている支援が必要な生徒たちにとっては、『助けて』とか『手伝って』って言える力がすごく大事です。そういった力を身に付けさせられるように、常に我々は意識しています。」と仰っていました。


この言葉を聞いたとき、「目指している所は同じなんだ」と強く感じました。やはり、「『学び合い』の考え方は『生き方』である」と思った瞬間でした。