共につくる『学び合い』

新潟の高校で世界史の『学び合い』に挑戦中!教員6年目。

選択できる課題

 担当授業のテストが全て終わりました。只今、丸つけ中です。丸つけしながら気づいたことが多々あるので、一段落したらまとめたいと思います。


 さて、今日はテスト後の授業に向けて考えていることをまとめたいと思います。


 課題の量についてずっと悩んでいましたが、現時点では、課題のレベルを「選択」できるようにすれば良いのではないかと思っています。『学び合い』を実践している他の先生の課題からヒントをもらいました。さらに、タイムリーなことに、他の実践者の方のブログでも、「選択できる課題」についての言及がありました。


 『学び合い』の根幹は、「1人も見捨てない」という考え方です。そこで、授業では「課題の全員達成」を求めています。しかし、これまでの私は、子どもたちの多様性を認めているつもりなのに、「全員が同じレベルまでできるようになる」ことを求め過ぎていたのではないかと思います。そのため、矛盾が生じていたのではないかと思います。「子どもたちは多様であるのに、画一的なゴールを目指させる」という矛盾です。

ここに「選択」の余地が入ることで、様々なニーズに答えられるようになる気がしています。その中で「1人も見捨てない」ことを求めることができればいいのではないかと思っています。つまり、自分に合った課題を「選択」し、それを達成するためにそれぞれが頑張りながらも、「1人も見捨てない」空間(教室)。この辺りを作れるかが、今後の鍵になるのではないかと思います。


 言葉にするのは簡単ですが、具体的に実践するところまで落とし込むのは難しいです。ここをどうするか、これからしっかりと考えていく必要がありそうです。