共につくる『学び合い』

新潟の高校で世界史の『学び合い』に挑戦中!教員6年目。

「仕組み」を変える

 昨日は、「一人も見捨てないは『得』」という考え方について、自分自身が勘違いをしていたということについて書きました。

 

tomonkey-521.hatenablog.com

 

 

それ以来、色々と考えていたのですが、授業中に生徒がグループで固まってしまう原因には、私の「語り」の弱さ以外にも問題があるのではないかと思いました。それは、私が課している課題に「多様な人と関わり合う『必要性』が無い」ということです。

 

 気心が知れた仲間同士ならいざ知れず、あまり話したことのない人とコミュニケーションをとることは「大変」だと思います。「その大変さの先に『得』がある」ということを「語り」で伝えていく必要がありますが、昨日のブログに書いた通り、私自身、まだ自分の言葉で「語り」ができるレベルでは無いです。しかし、「大変」だからこそ、「必要性」が無いならば、無意識に「楽」な方を選択してしまいがちだと思います。

 

 現在の私の授業課題には、「3人に説明する」という項目がありますが、それが上手く機能していません。おそらく、そこまでする「必要性」を生徒が感じられないからだと思います。そこで今日の授業では、課題の内容を少し変えてみました。まだまだ始めたばかりなので、安直に評価は下せませんが、授業中の生徒の様子からは良い印象は受けました。もうしばらく様子を見たいと思います。


    今回は、「他者と関わり合う『必要性』」を作り出すために、「仕組み」から変えてみました。「語り」と「課題」の両面から、自分の課題に向き合っていきます。