共につくる『学び合い』

新潟の高校で世界史の『学び合い』に挑戦中!教員6年目。

教えることは難しい

新井先生の講演会の内容を踏まえた「語り」をして以来、生徒の質問の質が変わってきています。「なぜ、こうなるのか」といったように、理由や因果関係を問う質問が多くなっています。


「意味が分かるか、分からないか」が分かれ目。このことについて考えている生徒が増えてきているのだと思います。最近は、そういった生徒が私のところに質問しにし来てくれますが、「教える」ということは、やはり難しいです。


特に、歴史における理由や因果関係を理解させるには、まず、「生徒の知識量と私の知識量の差を埋める」という作業が必要です。各国の思惑や、そこに至るまでの歴史的背景がきちんと理解できていないと、理由は分からないと思うからです。


今日もある生徒が質問に来てくれましたが、生徒の理解が深まる前に、こちらが話を進めてしまいがちでした。「相手の思考が整理できるまで待つ」ことができないと、生徒は「分かった」とならないと思います。反省です。


1対1ですらきちんと理解させることは難しいのに、40対1の一斉指導では、なおさら難しいと思います。本気で「全員を分からせたい」と思うか、思わないか。この辺りも分かれ目かもしれませんね。



追伸
明日からは、越後『学び合い』の会に参加します。
参加される皆様、西川研究室の皆様、お世話になります。
よろしくお願いいたします。