オリジナルの「学級日誌」

　春休みに入り、部活では大会が始まりました。忙しい最中ですが、新学年に向けての準備も合間を縫って進めています。

　昨年度は初めての担任ということもあり、どうしても準備不足だった面もありました。今年度はそういったところは潰して臨みたいと思っています。

　そのうちの一つとして、「学級日誌」をオリジナルのものにして、メンタルトレーニングの知見を入れたいと思います。「学級日誌」を書いても、他の人が書いた部分や、過去に自分が書いた部分を見返すことって、あまり無いのではないでしょうか？それって少し寂しいことだと思います。そもそも、「何のために書くのか」ということになります。そこで、クラスのみんなが、クラスメートに向けてのメッセージを書ける欄を多数設けたいと思います。

　そのときに役立つのが、メンタルトレーニングで使われる「チームノート」の考え方だと思っています。チームノートには決まった形式はありませんが、チームの日々の練習内容や、その日感じたことを書いたり、また、その日のベストプレーヤーを書いたり、チームメートに向けてメッセージを書いたりすることもあります。要するに、チームでの交換日記のようなものです。

　特に、「クラスメートの良いところを見つける」ということは、頭の中がプラス思考でないとなかなか見つけられません。つまり、プラス思考のトレーニングになるのです。このような仕組みを入れ込んだ、オリジナルの学級日誌を作ります。

　初めての試みの上、他の先生方も「生徒同士でメッセージを送り合う学級日誌」に取り組んでいるのは見たことが無いので、上手くいくかは分かりません。しかし、意義をきちんと語っていけば、分かってくれる生徒もいるはずです。「願い」を込めて作っていきたいと思います。