共につくる『学び合い』

新潟の高校で世界史の『学び合い』に挑戦中!教員6年目。

今日の語り ~「遊ぶように学ぶ」~

 今日は、今日の「語り」について書きたいと思います。最近、授業中の雰囲気が良い感じであることは、以前のブログで書きました。それに絡めて、最近私が理想だと思っている「遊ぶように学ぶ」ことについて語りました。

 

 

 

 「みんなは、勉強って楽しい?」

 「楽しい!っていう人もいるだろうし、面倒くさいとか、嫌だって人もいると思います。」

 「でも、私は、本来は勉強って楽しいものだと思います。」

 「知的好奇心を満たすための、知的欲求ってあると思うんだよね。」

 「じゃあ、なんで勉強が面倒くさいとか、嫌だって人がいるんだろうね。」

 「これは私の考えだけど、勉強を『やらされている』人は、面倒とか嫌って感じるんじゃないかな。」

 「じゃあ、どうすれば楽しくなる?」

 「私の理想だけど、『遊ぶように学ぶ』ことができれば良いのかなぁ、と思います。」

 「授業中にバカ話してもいいし、一人で黙々とやってもいいし、みんなと協力してやってもいい。でも、結果は出さなければいけないよね。」

 「自分の学びはどうだったのか。それはテストの点数で見れるよ。」

 「『全員が小テストを満点取る』っていう目標があるんだから、それが達成できているか、いないか、だよね。」

 「今日の君たちの学びはどうだった?」

 「満点が取れなかった人は、何か原因があるはず。それが授業中の努力不足だったなら、反省して次に生かせばいい。間違って覚えてしまっていたら、授業中とかに確認をしっかりすればいい。失敗したなら、次が大事だよ。」

 「満点が取れた人は、『全員が満点を取る』って目標だから、まだみんなのためにできることはあるよね。それぞれが作戦を練り直すことで、全員の点数は上がってくるはずだよ。」

 「どうやったら『楽しく』なるか。気が付いたら学んでるくらいが丁度いいんじゃないかと最近思います。」

 「けど、しっかり学べているか、ということも大事です。それはテストの点数で見よう。」

 「今日の授業中のみんなの様子を見ていると、とても楽しそうでした。」

 「より良く学べるように、次も楽しんでいきましょう。」




    今日はこんな感じで「語り」を行いました。最近、生徒たちが生き生きと、楽しそうに学んでいると思います。それを伝えたかった。


    ただし、『学び合い』は授業者の心を色濃く反映します。上手くいっているときほど油断が生まれ、ほころびが出ます。常に自分を省みながら行いたいですね。