共につくる『学び合い』

新潟の高校で世界史の『学び合い』に挑戦中!教員6年目。

『学び合い』との出会い

今日も丸つけしております。そんな中ですが、ある数学の先生がクラス平均80点、担当した3クラスの平均76点という高得点を叩き出しました。(他の先生は平均60点くらいのテストだと思います。)

その先生は教材研究などをすごく熱心にやられています。また、授業のテンポ感、展開、どれも上手く運んでいる印象です。そのため、生徒の理解度が違うのでしょう。

ただ、私が同じ教材を使い、同じ授業展開で、同じ授業をしたとしても、そうはならないでしょう。おそらく、人柄や雰囲気、その他多くの要因が絡んで、生徒の理解度には大きな差が出ると思います。
この辺りは、正直言って、才能の差を感じます。野球では、誰でも150キロのボールが投げられるわけではありません。持って生まれた筋力バランスなどが影響するため、努力のみで150キロのボールは投げられないのです。この先生と私では、同じような壁を感じます。

この先生も、「全員が分かる授業にしたい」という願いを持って授業に取り組まれています。ただ、私は去年の1年間で「このままでは無理だ」と感じました。3年次の受験科目として生徒が世界史を選ばなかった時点で、「私は受験で世界史は使わないので、もう勉強しません」と言われ、その後の授業はダメダメでした。やはり、生徒のモチベーションは大事です。

そういった生徒をこちら側に引っ張ってくる力や才能は私には無い、とそのとき悟りました。では、どうしたらいいのか。「全員が分かる授業がしたい」、「全員が世界史が面白いと思って欲しい」という願いは不可能なのか。そう思ってもがいていたら、『学び合い』に出会いました。

こうして現在に至ります。去年とはやり方は違えど、数学の先生とはアプローチが違えど、今でも「全員が分かる授業にしたい」という願いは消えません。これからも頑張ります。