共につくる『学び合い』

新潟の高校で世界史の『学び合い』に挑戦中!教員6年目。

授業見学

 今日は、英語科の新任の先生に授業見学に来ていただきました。残念ながら「全員達成」はできませんでしたが、少しずつ自分から行動できている生徒が増えているクラスなので、その点は見ていただけたと思います。授業見学後に感想をいただいたところ、「早く終わった生徒を励まして、周りの人に教えにいけるようにしていたことが印象的でした。」という言葉をいただきました。

 

 『学び合い』の成否を握るのは、上位層の2割の子どもたちが「一人も見捨てない」という考えのもとで行動できるかどうかです。上位層の2割の子どもたちが、自分だけ分かれば良いから周りとは関わらない」となると、途端に効率が悪くなります。だからといって、こちらから「周りの子に教えに行きなさい。」と言ってはいけません。この辺りは『言葉かけ本』にありますが、私の場合はコーチング理論や心理学に基づいた声かけを組み合わせたりして応用しています。


    今回は、早く終わった生徒に対して「ネームプレートが『まだ』のところにいっぱいあるけど、全員達成に向けて何かできることないかな?」

「ここでみんなができるために行動したらどうなるかな?」

などと個別に声かけしました。

これらの声かけで意識していることは、「気づきを促す」こと、「行動に目を向けさせるのではなく、行動の結果をイメージさせる」ことです。


    結果として、次の行動にチャレンジしてくれる生徒が増えてくれたと思います。参観してくださった先生は、その点を評価してくれたのだと思います。


    新任の先生も『学び合い』挑戦してくれたらなー、という淡い期待も込めて。