共につくる『学び合い』

新潟の高校で世界史の『学び合い』に挑戦中!教員6年目。

クラスの「本質」が見える授業

 今年度は、『学び合い』の授業の終わりの10分ほどを使って、本時のまとめをしています。要するに、「教員からの解説」です。私としては必要ないと思っているのですが、生徒からの要望も強いため、取り入れています。

 

 しかし、最近「本時のまとめ」の時間での生徒の様子が、クラス毎に違うことが気になっています。あるクラスは、本当に食い入るように解説を聞いてくれます。その姿からは、「理解したい」・「分かりたい」という気持ちが伝わってきます。一方で、あるクラスは、説明を聞いている途中にウトウトしてしまう生徒がいたりして、「理解したい」・「分かりたい」という気持ちが伝わってきません。その差は、おそらく、クラスの状態によるのだと思います。本気で「全員で分かるぞ!」と思っているクラスと、そうでないクラスの差なのでしょう。

 

 

 解説中に寝てしまったりしているクラスは、一見、仲が良さそうな感じがするのですが、「本質」の部分では上手くいっていないのかもしれませんね。こうした、クラスの「本質」や「闇」が垣間見えるのも、『学び合い』では受け入れていく必要があります。

 

 ですが、悲観的になる必要はないと思います。そのクラスの「本質」や「闇」が見えたなら、対策が打てるからです。そのクラスの担任とも上手く情報を共有し、授業の面からも対策をしていきたいと思います。