共につくる『学び合い』

新潟の高校で世界史の『学び合い』に挑戦中!教員6年目。

今後の課題

あけましておめでとうございます。年末年始は実家に帰って、のんびり過ごさせてもらいました。明日から部活も始まり、仕事始めとなるので頑張りたいと思います。


年末年始の間に、『学び合い』関連の本を読み返しました。すると、気づいたことがあります。前々から思っていましたが、私の『学び合い』の授業と比べて、昨年5月に授業見学させていただいた埼玉県の後呂先生の『学び合い』の授業や、ファインドアクティブラーニングで観られる先生方の『学び合い』の授業とでは、何となく違和感があるのです。生徒たちの動きが悪い、というか、何となくぎこちないのです。原因は何なのかはハッキリとしませんでした。


しかし、本を読み返してみると、色々と思い当たる節がありました。まず、課題が適切ではないのだと思いました。特に「量」の部分です。『『学び合い』ステップアップ』p.82 に、「短い時間での『学び合い』で始めると、本当の『学び合い』に至るのは非常に困難です。大抵は、「先生が教えてくれた方がわかりやすい」という声が、成績上位、中位の子どもから起こり、かつ、実際にテストの点も下がります。」という記述がありました。今、まさにこの状態なのです。(ただし、テストの点は下がっていません。)


まさに、子どもたちからは、「先生が教えてくれた方がわかりやすい」とか「まとめが無いと不安だ」という声が上がってきます。私は授業中に40分は関わり合う時間はとるようにしているので、時間が短いのではないと思います。考えられることは、課題が難し過ぎるため「時間が足りない」のだと思います。


ここを打開するには、課題の「量」と「難易度」を改善することが重要だと思いました。そこで、年明けからは「単元『学び合い』」と「単元テスト」に取り組みたいと思います。より自由度を高め、課題の「量」を相対的に軽くしようと思います。同時に課題本体についても改良していきます。新たな取り組みになりますが、「挑戦」しなければ先はありません。生徒にとってより良い授業、より良い経験を積める場になるように頑張りたいと思います。