共につくる『学び合い』

新潟の高校で世界史の『学び合い』に挑戦中!教員6年目。

テレビ電話

今日は、西川先生にお忙しい中時間を割いていただき、テレビ電話をさせていただきました。内容は、ここ最近の『学び合い』が上手くいっていない原因についてです。西川先生と話しているうちに、語りが弱いことと、その原因が見えてきました。

まず、私自身が語りの理解を全員に求めていたことです。語りの際に全員に向かって語り、全員がその内容を分かってくれることを期待していました。しかし、現実はそれほど甘くはありません。本来であれば、全員に語りつつも、その内の2割の生徒が分かってくれれば良いはずです。ですが、全員分かることを期待し、それが上手くいかない。そのため、半ば諦めの気持ちが入って、語りが上滑りしてしまっていたようです。

また、『学び合い』に完璧を求めていた自分にも気づきました。『学び合い』は完璧ではありません。それはもちろん本にも書いてあります。しかし、私自身が欲張ってしまっていたようです。そのため、上手くいかないことや、生徒の良くないところに目が行きがちになっていました。その結果、最後の語りで、頑張っている生徒を評価せず、ダメな生徒のことばかりダメ出しをしてしまっていたのです。

こうしてみると、やはり私は「完璧主義」だなー、とつくづく思います。教員になってからは「完璧主義」では到底体力が持たないので、適当キャラを装っているようにしていますが、根は変えられませんね。でも、それが自分の良さでもあると思っています。

自分の価値観を押し付け過ぎない。自分の価値観だけで判断しない。このことに気をつけていても上手くいかないときもあります。しかし、気をつけていくしかないんだと思います。これも自分の中での「折り合い」が大切ですね。